今年もブラック企業大賞の投票が始まりましたね。
2017年のノミネート企業が気になるところです。
あくまでも、企業を非難するものでなく、労働環境を正しく働きやすい社会を作るために行っている活動だと認識しています。

逆に言えば、ノミネートされた企業は今後改善されて、働きやすい企業へ変身する企業であるとも言えるので、注目しましょう。

 

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ブラック企業大賞とは何を目的としている?

 

先述したように、安心して働ける環境づくりを目指した活動になっています。
詳しくはブラック企業大賞のサイトを参照ください。

 

パワハラ、セクハラ、残業代未払い、長時間労働、派遣差別、偽装請負・・・。日本の労働環境はいまますます悪化の一途をたどっています。それらの職場はここ数年で「ブラック企業」と称され、社会的にも注目されつつあります。しかし個別事例の調査やその問題の発信・解決も簡単ではなく、ブラック企業で働く当事者は、不当な処遇を受けていても声をあげられる状況ではありません。さらにはブラック企業を生み出す社会・経済的な構造についての分析や提言についても不十分であるため、きわだったブラック企業の存在は一時的に取り上げられても、企業全体・働く場全体の質の向上にはなかなか結びついていません。そこで私たちは、ブラック企業の個別の事例はもちろんのこと、それら企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして「ブラック企業大賞企画委員会」を立ち上げました。

ブラック企業には幅広い定義と解釈がありますが、「ブラック企業大賞」では次のようにブラック企業を定義し、その上でいくつかの観点から具体的な企業をノミネートしていきます。
ブラック企業とは・・・・①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業、②パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)。

【ブラック企業を見極める指標】
●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。

引用:ブラック企業大賞 サイト

 

いかがですか?
あなたの会社もいくつか当てはまる項目があるのではないでしょうか。
これを企業の経営者がどれだけ重要な課題として受け取るかによって、あなたの会社が変化できるか変わってきますね。

長期に渡ってこの項目が改善されることで会社全体が良い方向へ向かうイメージが経営者が受け取れるかどうかにかかってきますね。

これに気づかない経営者であれば諦めてください。

 

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ブラック企業大賞とは?誰が決めているの?

ブラック企業大賞とは?誰が決めているのでしょうか。

ブラック企業大賞のノミネート企業は次の企画委員によって選定されています。

運営主体:「ブラック企業大賞企画委員会」

企画委員
古川琢也(ルポライター)
白石草(OurPlanet-TV代表)
河添誠(首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長)
佐々木亮(弁護士)
川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)
松元千枝(レイバーネット日本)
内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)
須田光照(全国一般東京東部労働組合書記長)
水島宏明(ジャーナリスト・法政大学教授)
竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)
土屋トカチ(映画監督)

引用:ブラック企業大賞 サイト

 

色々な職業の委員が揃っているようです。
全11名で1年間で話題になった企業や事件を起こした企業などから選定されるということですね。

ここでノミネートされていない企業でもそれ以上に激しい勤務を強いられている方も多くいますね。

 

ブラック企業大賞の歴代受賞の企業一覧

ブラック企業大賞の過去の歴代受賞企業と歴代のノミネート企業を紹介します。
この歴代の企業が今後どのように変化していくのかを見守ることも重要だと思います。

2012年

大賞 東京電力株式会社
市民賞 株式会社ワタミ
業界賞 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
ありえないで賞 株式会社ゼンショー
特別賞 株式会社ウェザーニューズ

 

2013年

大賞 ワタミフードサービス
業界賞 クロスカンパニー
(現・ストライプインターナショナル)
特別賞 国立大学法人東北大学
教育的指導賞 ベネッセコーポレーション

他に、サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)、王将フードサービス(餃子の王将)、西濃運輸、東急ハンズがノミネートされた。

 

2014年

大賞 株式会社ヤマダ電機
業界賞 株式会社A-1 Pictures
株式会社不二ビューティ (たかの友梨ビューティクリニック
要努力賞 株式会社ゼンショーホールディングス
特別賞 東京都議会 3207/19302

他に、タマホーム、リコー、秋田書店、大庄、西日本旅客鉄道、正智深谷高等学校&イストがノミネートされた。

 

2015年

大賞 株式会社セブンイレブンジャパン
WEB投票賞 株式会社引越社関東
ブラックバイト賞 株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
特別賞 暁産業株式会社
アリ得ないで賞 株式会社引越社関東

他に、ABCマート、フジオフードシステムがノミネートされた。

 

2016年

大賞 株式会社電通
業界賞 ディスグランデ介護株式会社
(「茶話本舗」FC企業)
業界賞 株式会社プリントパック
ブラックバイト賞 DWE JAPAN株式会社
(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)
特別賞 日本郵便株式会社
ウェブ投票賞 日本郵便株式会社

ニュースで聞いた企業も多くノミネートされて、受賞されてますが、中には聞き慣れない企業もあるようです。
このように知らない企業も多くの粗悪な労働環境であることが多いのも事実です。

ただ、環境を変えるために会社が潰れるようなことがあると社員の生活を奪ってしまうので、経営者は数年のスパンで改革を計画する必要があります。

ぜひ、これを機に働きやすい企業へ変身してもらいたいと思います。

 

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ブラック企業大賞2017年のノミネート企業と投票方法

ブラック企業大賞2017ノミネート

★投票受付期間:
2017年11月27日(月)~12月22日(金)17:00まで

ノミネート企業

1.ゼリア新薬工業株式会社
2.株式会社いなげや
3.パナソニック株式会社
4.新潟市民病院
5.日本放送協会(NHK)
6.株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西
7.大成建設株式会社・三信建設工業株式会社
8.大和ハウス工業株式会社
9.ヤマト運輸株式会社

★アンケートサイトはこちら

★これまでの投票結果はこちら

ぜひ皆さんも投票をして、あなたの環境を変えることを考えましょう。

 

まとめ

ブラック企業大賞について、”ブラック企業大賞とは”何を目的としているのかや過去のノミネート、受賞した歴代企業について紹介しました。

定期的に政府から発表される”ブラック企業一覧”も書きを参照して確認して見てください。

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。