コウノドリの続編が前作を超える出来栄えで放送開始されます。
前作が素晴らしく、ドラマで嬉し・悲し涙を流せることで大人気になること間違いありませんね。

 

コウノドリ第1話のあらすじと1話で出てくる心室中隔欠損症について、少し詳しくまとめました。
鴻鳥サクラ役の綾野剛が2人の妊婦の不安をどのように解決していくのか、妊婦にとって夫の協力と思いやりや理解が大事なんだということを考える1話です。

 

多くのこれから赤ちゃんを授かる夫婦にぜひ見て頂きたいし、お子様が大きくなった方には夫婦の大切さを振り返っていただきたいと思います。

心室中隔欠損症は先天性疾患のひとつで、全体の20%を占めています。決して少ないとは言えない病気とは、どのような症状で治療法あるのでしょうか。

 

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コウノドリ1話のあらすじ

コウノドリの1話は二部構成されています。

一部にはゲスト出演で2人が出演されます。

志田未来さん → 早見マナ役
泉澤祐希さん → 早見健治役

産婦人科医の鴻鳥サクラ役の綾野剛はかつての恩師である萩島役佐々木蔵之介さんがいる離島の病院へ行きます。

その頃、前回研修医だった下屋役の松岡茉優さんと新生児科の白川役の坂口健太郎も専門医となり働いています。

離島から帰ってきたサクラは助産師の小松役の吉田羊さんと耳が聞こえない妊婦マナを診察します。

夫も耳が聞こえないためホワイトボードを使って筆談を行い、医療用語を伝えます。

そして二部にはこの2人

高橋メアリージュンさん → 佐野あやか役
ナオトインティライミさん → 佐野康孝役

として、出演されます。

2人は夫婦で、佐野あやかはキャリアウーマンです。

彼女は今妊娠していますがキャリアウーマンだからこそ抱える悩みがあります。

彼女は産後早く仕事に復帰したいと考えているため、四宮春樹役の星野源さんに、お腹の赤ちゃんは予定通り生まれてくるのかを尋ねます。
すると、四宮はお腹の赤ちゃんは心室中隔欠損症という心臓に小さな穴が開く疾患にかかっているとあやかに伝えます。

あやかは動揺を隠せずにいると、周産期医療のセンター長今橋役の大森南朋さんも加わってあやかと康孝に伝えますが、あやかは早く仕事に復帰したい気持ちと、病気の赤ちゃんと、2つの不安に挟まれてしまいます。

 

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コウノドリ1話の「心室中隔欠損症」とは

 

まず、心室中隔欠損症とは先天性疾患のひとつです1000人に3人の割合で産まれてきて、そのうちの約半数は一年以内に自然に閉鎖すると言われています。

先天性疾患の約20%がこの疾患で治療を必要とするとされています。

症状は様々であり、軽い場合から心不全を伴う重い場合があります。
呼吸が荒い、ミルクを飲んだり、食事をとる量が減り体重が増えない、元気がない、汗をかきやすい、など異変を感じ場合は症状が進行している可能性もあるので、専門の医師に診断してもらう必要があります。

簡潔に話すと誤解を招くかもしれませんが、「心臓に穴が開いている」状態です。

穴が開いているというと血液が外に流れるなんて誤解をされると思いますが、”心臓の中の壁に穴が開いている”というとイメージしやすいかと思います。

心臓の外壁の穴じゃないんで、血液は外に漏れません。。。

 

イメージ図はこのようになりますが、右心室と左心室の間は通常壁で隔たれていますが、そこに穴が開いていて通常は行き来しないところで血液が流れていくというイメージですね。

私の娘は生まれた時に、「心房中隔欠損症」と診断されましたが、幸いにも穴が小さくて自然に塞がった経験があるので、「心室中隔欠損症」で穴が大きいと大掛かりな手術が必要なのだと思われます。

 

治療法

新生児検診や乳児健診の時に、心雑音が特徴的な所見として発見されることも少なくありません。聴診や胸部レントゲン、心電図など診察して参考にされますが、今現在は心エコーが有力な診断方法になりつつあります。

診断された場合、強心剤と利尿剤を利用して心機能の改善を図ります。

心臓のカテーテル検査を行った後に根治手術を行うことが通常とされていますが、肺高圧を合併する場合は早期手術が必要な場合もあります。

現在では、病脳期間を短くすることの重要性から心不全症状の重い子は1歳未満、比較的症状が軽い場合は2から4歳とする施設が多いことから手術時期が低年齢化しています。

欠損孔の位置は大きく分けて4つあります。房室弁の近くと肺動脈弁の近くに症状が見られることが多い日本では、欠損孔が大きい場合は人工布を使って閉じます。
手術は人工心肺を使用し体外環境を確立させ、心臓の一部を切開し人工布を欠損孔に縫着させるために心拍を一度停止させます。人工布は心臓構造の一部として組み込まれるため、その先取り替えられることはありません。

手術の成功率は近年95%以上とされていますが、欠損孔がいつくかある場合、成功率がやや低下します。重大な術後の合併症として、一つに完全房室ブロックという徐脈を起こすこともありますが、近年ではその発生率は2から3%以下に減少しました。

 

まとめ

コウノドリは前回から見ていて、わたしにも出産経験があり不安な気持ちがよくわかるドラマで、今期も楽しみにしています。

キャリアウーマンなあやか、病気の赤ちゃん、どちらも同じくらい大切で、どちらも同じくらい心配だからこそ、2つの悩みに挟まれてしまうんだろうな。と思います。

でも、子供が元気じゃないと仕事はできないし、治せるなら時間が少しかかっても赤ちゃんと一緒に頑張る方を選んでほしいです。

今回の記事を書いて、心室中隔欠損症の成功率は95%、合併症は3%以下と少なくなってきていることは嬉しいことですが、それでも成功率が100%じゃないこと、合併症のリスクが0ではない事は、心室中隔欠損症にかかっている子供を持つ親からすれば、とても不安なことだと思います。

そして、コウノドリの今回のテーマのひとつが心室中隔欠損症ですが、私の近くにもキャリアウーマンで子供が心室中隔欠損症という人がいるから、他人事では済ませられず、本当になりうることだと改めて実感し、妊娠すること、子供の成長について軽く考えず、真剣に向き合っていきたいと思い、コウノドリは見る前から期待しています。

もう一つのテーマである耳が聞こえない妊婦さんにも注目です。ホワイトボードでどこまで伝えることができるのか、周りの人はどこまで理解しているのか、気になります。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。