「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」で篠原涼子さん主演で市議会議員になるドラマが人気が出そうです。
タイムリーに衆議院議員の解散があり、総選挙が行われていて注目が集まっています。
市議会議員になる理由が高額報酬を貰えるということで、生活のためにその高額報酬を目的に主婦が市議会議員選挙に出て当選するドラマです。
実際に市議会議員ってそんなに高額報酬を貰えるのか?
どれだけ報酬をもらっているのか?
どんな仕事をしていてそんなに報酬もらっているの?
などなど、色々な疑問が出てきたので、ちょっと調査してみました。
市議会議員ってどんな仕事してる?
市議会議員の仕事の目的は、市民の声を市政に反映させることです。
市政に反映して私たちの生活を豊かにしてもらうために、私たちの声を伝えてもらうために市議会議員を占拠で選んでいます。
具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。
その仕事は大きく2つに分かれますので、議会会期中と会期外(閉会中)とで説明します。
議会会期中の市議会議員の仕事
市議会議員の最も大事な仕事に議会というものがあります。
通常は時期が決まっていて、3月、6月、9月、12月の年4回が定期的に開かれます。
緊急に必要になった場合、臨時議会が開かれます。
議会でどのような仕事をしているかというと、検討が必要な議案を審議したり、自分の議案を提出したりしています。
そして大事な仕事が、行政の営みが正しく行われているかをチェックすることです。
しっかりと、予定していたことを遂行しているのか、無駄な予算を使っていないかなどをチェックしています。
その議会の日数は、平均で年間約87日です。
議会会期外(閉会中)の仕事
議会の日数が87日なので、それ以外の日は何をしているのかということですが、議会がないときは、色んな方々と交流したり、自信の活動を通してどのようなことを解決してきたのか、これからどのような問題を検討していこうとしているのかなどを報告したりしています。

市議会議員は高額報酬もらえるの?
「民衆の敵」で話題になっているように、市議会議員の報酬が高額なのか、実際にはいくらもらっているのかを確認しましょう。
「民衆の敵」で主婦が生活のために、議員になろうとするのですが一大決心をするほどの金額なんでしょうか。
実際の全国の議員の報酬を調査された結果がありますので、見て見ましょう。
引用 area-info.jpn.org
最上位(1位)は、東京都の1,022,000円/月です。
2位が京都府の960,000円/月。
3位は横浜市(神奈川県)の953,000円/月。
最下位(1748位)は売木村(長野県)の100,000円/月です。
東京の1千万から最下位の10万野の差、なんと、990万円ですね。
こんなにも差があるのか?という印象ですが、「民衆の敵」のあおば市はどのレベルの報酬なのか気になります。
市議会議員の報酬が高額っていうことなので、村とかは除いた報酬になるので、次の調査報告が参考になりそうですね。
引用 si-gichokai.jp
この調査の平均年収は、月額42.1万円なので、年収505万円ということになりますね。
厳しい市民の目が光っていることを考えると、安いか高いか良くわかりませんが、生活だけを考えると、主婦が稼げる金額ではなくて、確かに高額報酬だと思います。
地方のサラリーマンだと、年収500万でもたかい方なので、生活も平均以上の生活ができるということですね。
しかし、毎回当選すれば高額報酬だと思われますが、当選できない可能性もあるので、落選した場合は、議員報酬だけであれば収入が0になるわけなので、大きなリスクでもあります。
市議会議員って何人いるの?
市議会議員の当選確率は80%超というデータを信じて「民衆の敵」では立候補するのですが、実際の市議会議員の人数って全国でどのくらいいるのでしょうか。
気になったので調べて見ました。
詳しく統計を取っているようなので、その情報をお伝えします。
この調査では、全国の813市の調査結果が報告されていますが、
19,570人
平均で24人になるそうですが、もっといるのかと思っていました。
市議会議員の当選確率は80%超で当選しやすく、高額報酬ってことですがすごくリスクの高い職業でもあります。
そのリスクとは、
・議員の任期は4年で次回当選できないと無職になる可能性がある。
・間違った発言を1回でもすると血祭りにあげられる。
・行動がすべて監視されているような生活になる。
・休みも色んな行事への出席をお願いされたりして家族と過ごす時間が少なくなる。
これはほんの一例ですが、意外とストレスが蓄積する仕事なんです。
簡単で楽な仕事に見えますが、やはり議員の適正っていうものがありそうですね。
市議会議員って時間でどのくらい働くの?
市議会議員の勤務時間・労働時間・休日
出勤日は1年間で議会の会期に合わせて約87日です。
議会が9時~17時ぐらいでお昼休みが1時間という想定で計算すると、
7時間/日 × 87日 = 609時間/年間
えっ!たったこれだけ?
と思うかもしれませんが、たった議会会期中だけ仕事をしている市議会議員さんがいたら、完全に4年後の当選はありません。
会期中以外でも会期中でも様々な方々との会合であったり、研修であったり、視察したりとかなり自主的に、そして積極的に活動を行っているようです。
特に、週末でも地元小学校の運動会や行事があれば来賓などに呼ばれることが多く、それにはできるだけ出席する議員さんも多いようです。
一人でも多くの方に自分の顔と名前を覚えて頂くチャンスでもありますので、休みなく仕事をしていますね。

まとめ
「民衆の敵」のドラマの中でも色々な苦難が待ち受けていると思われますが、市議会議員という職業の大変さが伝わってくると思います。
また、高額報酬である代わりにそれだけの責任を背負っているということもドラマを通じて理解できるのではないでしょうか。
ただ、今回のドラマでは「民衆の敵」というように市議会議員が”敵”であるかのようなドラマ名になっているので、今の議員たちの情けない状態をドラマで訴えかけられているような感じもしています。
いづれにしても、市レベルの議員さんは、水準以上の生活ができるだけの給料をもらっているということがわかりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。