10月23日から放送の「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」

篠原涼子さんが意外にも月9ドラマ初主演というドラマですが、選挙から市議会議員に当選して民衆のために戦う女性を演じます。

市区町村議員の当選確率は80%超というデータを2010年にNPO法人ドットジェイピーが調査した結果をもとに市議会への道を選んだことから始まります。

このNPO法人ドットジェイピーがどのような組織なのかが気になったので、調査してみました。

 

「民衆の敵」 見逃し動画の視聴方法

 

「民衆の敵」NPO法人ドットジェイピーは何を目的とする組織なのか?

ドットジェイピーは、政治離れが進む中で何とかしてこれからの若者を少しでも政治に関心を持ってもらいたいという信念のもとに、若年投票率の向上を目標に活動するNPO法人です。

ドットジェイピーを支えるスタッフは大学生が中心となって活動を支えてきています。
その数、全国15支部で約400人の大学生スタッフがいるそうです。

主な活動としては、春期(2月~3月)と夏期(8月~9月)の年2回ですが、学生を対象としたインターンシッププログラム(議員・グローバル)を提供しています。

※インターンシップとは
インターンシップ(英: internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと。

インターンシッププログラム参加者数は、議員事務所のべ8,029事務所、大使館など75機関、学生のべ21,289名となっています。

他にも、若年層向け政策コンテストを実施したり、WEBメディアへの政治情報の提供なども行い、コミック・書籍の監修・協力など多岐にわたって参加されています。

また、公共セクターや民間企業との協働による様々な若年投票率向上のための啓発キャンペーンやイベントなど、多岐に渡る活動を行っています。。

市区町村議員の当選確率が80%超もあるという調査結果が本当か確認していきましょう。

 

 

「民衆の敵」で市区町村議員の当選確率80%超は本当か?

 

“20代、コネなし”が市議会議員になる方法という書籍が発売されています。

この書籍は、佐藤大吾著 NPO法人ドットジェイピー協力のもとに出版されていますが、20代で市議会議員に当選する方法が書かれています。

そして、題名が「1.21人に1人が当選!“20代、コネなし”が市議会議員になる方法」

この題名から計算すると、

1÷ 1.12 = 0.826

これを%に直すと、82.6%となりますね。

この書籍の内容

立候補者の1.21人に1人が当選するのが市区町村議員選挙。あなたの今までの人生で、競争倍率が1倍台だったことってありますか?大学入試、就職活動・・・どれももっと高倍率だったのでは?しかも学歴・職歴不問です。コネだっていりません。本書では、実際に20代で当選した複数の議員にヒヤリングをして得た選挙戦のノウハウを紹介しています。

 

立候補者の1.21人に1人が当選するのが市区町村議員選挙。
というデータはNPO法人ドットジェイピーが色んなデータを収集して導き出したデータの可能性が大きいですね。

各地区の組織が独自のアンケートをとったり、当選データを分析した結果なのではないでしょうか。

市区町村議員の当選確率が80%超もあるという調査結果は本当のようです。

 

「民衆の敵」の原作かもしれないマンガがあった件!!

 

「民衆の敵」は、脚本を黒沢久子さんが担当されています。

黒沢久子さんの主な作品

テレビドラマ

『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ』
『荒地の恋』

映画
『私は猫ストーカー』
『誘拐ラプソディー』
『キャタピラー』
『海燕ホテル・ブルー』
『四十九日のレシピ』

特撮

『ウルトラマンX』

あまり知られていない脚本家ですが、期待したいと思います。

 

今回のドラマは、原作なしということになっています。

しかし、NPO法人ドットジェイピーが出版している漫画があって、これが選挙に立候補するものなので、何らかのヒントがこれからもらっている可能性がありそうです。

全3巻のみの漫画になりますが、1度読んでみるのも世たいと思ってます。

(当)タネダミキオでございます。[全3巻]

色々悩んでる読者の皆様(25歳以上)へ次の選択肢は「政治家」でいいんじゃない!?カネなし、学歴なし、コネなし。世間と自分に苛立ちと不満ばかりを持つ青年が成り行き上イキナリ選挙に立候補!?この漫画を読めば、次の選挙に出たくなる。そして自分と世界を変えたくなる!!ドットジェイピーは本作品に監修協力しています。

(当)タネダミキオでございます。 1―ボクらが選挙に出る理由 (BUNCH COMICS)

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「民衆の敵」NPO法人ドットジェイピーの「インターン事業部」とは?

 

NPO法人ドットジェイピーの大きな柱の事業として、「インターン事業部」というのがあります。
実際にどのような事業を行っているのか具体的に見ていきましょう。

インターンシップとは、前述したように「特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと。」で仕事を経験して学ぶことが目的です。

ドットジェイピーのインターンシッププログラムの目的は、

仕事に対する姿勢や思い、政治と社会のつながりを知る。
社会に対する知識を養い、社会へ貢献する意識を高める事

というようなことを目的としています。

そして、最終的には「若年投票率の向上」に貢献する事を目指しています。

以下に、様々なインターンシッププログラムを紹介します。

議員インターンシップ・プログラム

国会、都道府県、政令指定都市、市区町村の議員や首長のもとでインターンシップを行います。議員や秘書と行動を共にすることにより、自分の目や耳で生の政治を見て聴いて、感じることにより、政治と地域、そして社会とのつながりを知る事が出来る体験学習プログラムです。

グローバルインターンシップ・プログラム

在日大使館等の各国公的機関でインターンシップを行います。各国の人々と行動を共にすることにより、それぞれの国の文化や社会に実際に触れることができ、世界を知り、そして「世界から見た日本」を考えることができます。世界と日本のつながりを知る体験学習プログラムです。

NPOインターンシップ・プログラム

社会問題を解決するために活動をしている特定非営利活動法人(NPO)でインターンシップを行います。職員と行動を共にし、実務を経験することにより、それぞれのNPOが解決したい問題への取り組み方などをより深く知る事ができる体験学習プログラムです。

 

「民衆の敵」 見逃し動画の視聴方法
 

「民衆の敵」NPO法人ドットジェイピーの「未来事業部」とは?

 

NPO法人ドットジェイピーのもう一つの大きな柱の事業として、「未来事業部」というのがあります。
こちらも実際にどのような事業を行っているのか具体的に見ていきましょう。

未来事業部では、「未来国会」「未来自治体」という2つの若年層向け政策コンテストを実施していて、30年後の国や自治体をどうしたいかという構想を描き、構想実現に必要な10年後の政策と予算を考えるというようなことを行って、自らの意志で行動する主体性や、様々な意見を理解し受け入れる柔軟性、チームの中で議論をする上で重要となる協調性を身につけるとともに、志を同じくする仲間と出会うことができます。

以下に、様々なプログラムを紹介します。

日本最大級の国家政策デザインコンテスト「未来国会」の運営

「未来国会」は、2010年に日本初の大学生国家政策デザインコンテストとして始まり、毎年夏期のインターンシップと合わせて開催されています。全国から100名以上の学生が参加し、規模は日本最大となっています。「もし私が総理大臣だったら、30年後この国をどうしたいか」というテーマに沿って構想を考え、構想実現のために必要な10年後の政策と予算を考えます。参加者は、議員や官僚のアドバイスを受けることができます。

自治体政策デザインコンテスト「未来自治体」の運営

「未来自治体」は、「もし私が知事・市長だったら、30年後この自治体をどうしたいか」というテーマに沿って行われます。これまで宮城県仙台市・神奈川県鎌倉市・神奈川県茅ヶ崎市・三重県松阪市・奈良県奈良市・千葉県流山市・富山県氷見市などで開催実績があり、中には実際に政策に取り入れられた例もあります。2015年からは、日本一住みたいまちを決めるコンテストとして、「未来自治体全国大会」を毎年3月に開催しています。

 

「民衆の敵」NPO法人ドットジェイピーのその他の事業

「インターン事業部」、「未来事業部」以外にも2つの事業がありますので、簡単にNPO法人ドットジェイピーのサイトより抜粋させてもらいます。

メディア事業部

ネット選挙が解禁され、情報化社会における新しい政治や選挙運動のあり方が問われています。若者の政治への無関心や低投票率の問題は、ICT技術の進歩による新たなコミュニケーション手段が誕生することで、今までは実現が困難であった解決へのアプローチが検討され続けるでしょう。
メディア事業部では、早くから議員や政党がインターネットを介して行う情報発信や資金調達をサポートする仕組みを提供してきました。今後もICT・メディアの側面から若者をはじめとする国民が、政治に対して興味を持ち正しく理解するための仕組みを創造していきます。また、ネットで政治と繋がる機会やネットからリアルな政治に繋げる活動をしていくことで、有権者の政治リテラシーと参加意識の向上を促すとともに、社会に対する公共の充実を図っていきます。

政治家を応援するクラウドファンディングサイト「ZIPANGO」の運営

「ZIPANGO(ジパンゴ)」は政治家が活動資金を調達するためのクラウドファンディングサービスです。クラウドファンディングの政治利用を促進することで、有権者へ選挙以外にも政治参加の機会を提供することを目的としています。政治家(プロジェクトオーナー)の支援の呼びかけに賛同する人がギフトと呼ばれる商品やサービスを購入することでプロジェクトを応援する、政治と有権者を繋ぐ取り組みです。

政治情報配信プラットフォーム「政治ナビ」の運営

メディア事業部では現職の国会議員に対して自身の活動の情報発信をサポートする”政治ナビ”サービスを提供しています。議員の役職や略歴、選挙区、所属院、政党などの基本情報をデータベース化し、さらに日々の活動レポートや法案に対するコメントを収集して、政治ポータルサイトをはじめ、ネット献金、ブログ、ニュースサイト等へリアルタイムに情報の提供を行っています。

 

その他の事業

ドットジェイピーでは、インターンシップ事業・未来事業・メディア事業の他にも様々な活動を行っています。

選挙啓発活動

選挙時の啓発キャンペーンや中高生に対するの模擬投票の出前授業など、若者が一人でも多く投票に行くよう様々なアプローチを行っています。
・選挙啓発アイドル”SNK”による街頭での選挙PR活動
・特設サイトやSNSを利用した選挙時のWebプロモーション活動
・大学内投票所を設置する活動
・仮想投票アプリの開発とPR活動
・中高生に対する啓蒙授業や模擬投票の実施
・候補者討論会の実施
など

公共政策研究所

公共政策研究活動の拠点として設置された公共政策研究所は、実践的研究活動を共に企画立案する機会を提供し実施することで公共政策に関する最新の一次情報を共有し、政策立案や高次元の投票判断ができる人材を育成することを目的としています。
公共政策研究会出身の大学院修士・博士課程研究生に対しては、研究所の研究員として専門的な研究活動を行っていただくため、研究成果の発表の場や実践的研究活動の人的支援及び助言を行っています。
NPO法人ドットジェイピー 公共政策研究所所長:水谷正美(ドットジェイピー副理事長)

 

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。